摂食嚥下リハビリテーションについて

食べる機能を維持・回復するためのリハビリテーションを行います
当クリニックは嚥下リハビリテーションに力を入れているため、嚥下の専門的な知識をもった「日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士」が複数在籍し、認定士を取得した歯科衛生士による摂食嚥下リハビリテーションを行なっています。脳血管疾患や神経筋疾患、気管切開など、さまざまな疾患に対応しています。
歯科衛生士による専門的な口腔ケアの後に、間接訓練(食べ物を使用せずに行う嚥下関連諸器官のリハビリ)直接訓練(食べ物を使用して行うリハビリ)を行います。
このような症状でお悩みではありませんか?
- むせることが多い
- 食べ物をお口からこぼす
- 痩せてきた
- 食べ物が口腔内にたまったままである
- 食べ物が胸につっかえた感じがある

チーム紹介
■佐橋弘高(歯科医師/訪問部長)
担当
- 嚥下内視鏡検査(VE)
- 嚥下評価
■多賀仁美 (歯科衛生士/日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士)
担当
- 摂食嚥下評価
- 摂食嚥下リハビリテーション(直接訓練、間接訓練)
■小林桃子 (歯科衛生士/日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士)
担当
- 摂食嚥下リハビリテーション(間接訓練)
嚥下内視鏡検査(VE)について
上手に食べられなかったり、飲み込めない方は摂食嚥下障害の可能性があります

嚥下内視鏡検査(VE)とは
鼻から内視鏡を入れた状態で、食べ物をお口から食べていただき、食べ物の噛み具合や混ぜ具合、飲み込みの様子を観察します。
誤嚥や咽頭残留があるかどうか、それらの原因がどこにあるのかを判断する検査です。具体的には、鼻から約3mmの内視鏡(カメラ)を挿入し、検査を行います。所要時間は15~30分です。
嚥下内視鏡(VE)は持ち運びができるため、ご自宅でも検査が可能です。
使用する食品は、普段食べている食品をお使いいただけますので、「ほうれん草は残る感じがするけれどプリンは大丈夫」など、普段食べている食べ物による違いを見ることができます。
また、咀嚼(そしゃく=噛むこと)によって食品がどれくらい噛まれているか、どのくらいだ液を混ぜ合わされているかなど、お口から喉に流れてきた食塊(食べ物がよく噛んで飲み込めるようになった状態)を実際に見ることができます。
食べ物以外にも、お口から喉にたまっているだ液の様子や、お口から喉の汚れ具合もご覧いただけます。
咽頭や喉頭の器質的疾患等の診断は耳鼻咽喉科受診が必要です
VEは、あくまで口腔内で咀嚼された食べ物の流れやだ液による汚れ具合を観察し、お口から食べる機能が姿勢や食べ方等の代償法によって、どのように変化するかを検討する検査です。
咽頭や喉頭の器質的疾患等の診断については、耳鼻咽喉科など医科への受診が必要となります。
評価の流れ
無料検診
歯科医師及び歯科衛生士が訪問し、問診、スクリーニング検査、嚥下内視鏡検査の説明、口腔内検査を行います。
※すでに専門職によるスクリーニングでVEが必要の場合は、申し込み時にお伝えください。
嚥下内視鏡検査(VE)
検査結果は、書類でお渡しします。
動画はUSBメモリーのご用意がありましたら、当日お渡し可能です。
総合評価
検査結果をもとに、今後の食形態やリハビリについて、ご家族の方やケアマネジャー、看護師などと相談します。
嚥下リハビリが必要の場合
担当歯科衛生士と一緒に、目標を立てて、摂食嚥下リハビリテーションを行います。
※嚥下リハ認定士の指導のもと、他の歯科衛生士が行う場合もあります。
必要に応じて、再評価
再評価が必要な場合は、再度行います。
診療のご予約はこちら
口腔内のお悩みや、気になることがあれば、
名古屋市千種区の歯科医院「名古屋桜通デンタルクリニック」にご相談ください。